家を建てる際に色々と迷ってしまうのが
トイレやキッチンなどの住宅設備です。
メーカーはどこがいいのか、
形状はどんなものが良いのか、
使いやすいものはどれなのか…etc
そんな時の目安になるよう
大手3大メーカーを比較してみました。
◇トイレの種類◇
【タンクレストイレ】
→水を貯めるタンクがないトイレ。
スタイリッシュでデザイン性が高く、
凹凸が少ないため掃除がしやすいのが特徴。
狭いトイレ空間を広く見せられるのもGood。
※デメリット※
・手洗い器がないので別途必要。
・故障時に本体ごと交換が必要となる可能性あり。
【一体型トイレ】
→便器とタンクが一体化したトイレ。
手洗い器の有無を選べて、統一感のあるデザインが魅力。
※デメリット※
・タンク式のため連続使用すると水量が足りなくなる場合あり。
・便座が壊れた時、トイレ本体ごとの交換が必要なケース有り。
【組合せ便器】
→独立した便座、便器、タンクを組合わせたトイレ。
価格もリーズナブルで、便座の種類によって利便性や
防汚性を高められる。便座の故障時には便座のみの
交換が可能なのでコスパが良い。
※デメリット※
・凹凸のあるデザインが多く、掃除に手間がかかる
・タンク式のため連続使用すると水量が足りなくなる場合あり。
このようにトイレの形状だけでも3種類。
それからメーカーや商品を選んでいきます。
今回は TOTO LIXIL Panasonicの
機能の面から3社のトイレを比較していきます。
◇節水◇
トイレは家の中でたくさん水を使う場所のひとつ。
以前は20リットル近くの水量で流していましたが
現在は各社1/3の水量まで減らすことに成功しています。
それぞれの種類の節水性が高いので、トイレの種類には
そこまでに差はありません。
◇節電◇
メーカーでの差はそんなに無いものの
トイレの種類で電気代に差が出ているようです。
・タンクレストイレ
→抜群の節電機能が搭載されている
・一体型トイレ
→温水シャワーに使うお湯が貯湯式であり、
節電機能が充実していないので
電気代がかかってしまう
・組合せ便器
→温水洗浄便座によってはタンクレストイレと
同等の節電機能がついている
◇除菌機能◇
・TOTO
→『キレイ除菌水』のミストが使用後と
8時間使用しないときに自動で吹きかけられる
→『ノズルきれい』
使用後にキレイ除菌水がノズルの内外を
自動で洗浄、除菌
→『においキレイ』
トイレの一日の使用時間を学習し、使用頻度が高い
時間の一時間前から作動。
使用時間中はトイレの気になるにおいを取り込み
においきれいカートリッジに捕集して脱臭。
ニオイ成分を『キレイ除菌水』で一日に一回
使用が少ない時間に洗浄、除菌
・LIXIL
→特に機能はないものの、プラズマクラスターで
トイレ内の浮遊カビ菌や付着菌は除菌
→『ノズル除菌』
使用後に銀イオン水でノズルをしっかり洗浄、除菌
→『鉢内除菌』
プラズマクラスターイオンが便器内の隅々に
行き渡り、浮遊カビ菌や付着菌を除菌
ニオイの元となるにおい原因菌を除菌することで
ニオイの発生を抑える
・Panasonic
→退出後約3分後に『オゾン水』を自動的に便器に散布
→『オゾンウォーターでノズル除菌』
衛生面が気になるノズルも
『オゾンウォーター』で自動洗浄。
ノズルがステンレスでできていて、つなぎ目がない
ので掃除が簡単
→『ナノイーx』
壁などの付着臭や菌を強力な『ナノイーx』の
チカラで抑制
◇防汚機能◇
・TOTO
→『セフィオンテクト』
陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルで
滑らかにすることで汚れにくく落ちやすい独自の
技術
40万回の耐久テストでこすり続けても傷がつきません
→『プレミスト』
使用前に自動で便器内にミストを吹き付け
水のクッションを作り、汚れを付きにくくします
→『ノズル』
汚れをはじき汚れてもサッとひとふきでお手入れ可能
防汚効果の高い樹脂をノズルに採用
菌の繁殖を防ぐ抗菌樹脂を採用
→『便座』
便座の内側、外側ともにつなぎ目がないのでお掃除
ラクチン
・LIXIL
→『アクアセラミック』
トイレ汚れの原因の水垢に注目したLIXIL
陶器製なのに水垢が付きにくいアクアセラミックを開発
陶器表面に超親水性の独自加工が施され、水で汚れを
浮かせて洗い流すため水垢以外の汚れもつきにくい
→『泡クッション』
溜水面に張ったきめ細やかな泡のクッションが尿を受止め
尿ハネを防止し、着水音も軽減
→『レディスノズル』
ノズルがおしり洗浄用と女性に優しいビデ洗浄用の2本
ノズルの先端は着脱式で交換をしていつでも清潔
→『便座』
便座裏には防汚処理が施され、樹脂素材は
銀イオンパワーで細菌の繁殖を抑制する抗菌樹脂を採用
汚れの入りやすいつなぎ目はナシ
・Panasonic
→『スゴピカ素材』
有機ガラス系素材に撥水、撥油成分を素材に練りこみ
汚れをはじき、固着させにくい『スゴピカ素材』採用
陶器では出来ないミリナノレベルの精密な生産を可能に。
割れやヒビだけでなく、細かい傷がつきにくくブラシで
清掃も可能
→『ハネガード』
泡のクッションで受け止める『ハネガード』
水面全体に泡が出てきて、尿の飛び跳ねを抑え、床や
壁などへの汚れを抑制
→『タレガード』
パナソニック独垂れだしにくい
フチの外側に高さ3mmの立ち上がりが、フチを伝って
垂れ出るのを抑える
→『モレガード』
便座と便器の隙間から漏れ出しにくい構造
陶器を使っていないため成形の自由度が高く実現した
構造
→『クリーンスライド設計』
ノズルは1本だが、ノズル内部にお尻用とビデ用の2本
のノズルが切り替わる設計
使わない洗浄ノズルをしっかりと保護
トイレの機能だけでもメーカーや種類により様々。
今日ご紹介した3社はどこもショールームがあります。
時間のある方はきちんとショールームへ行って
機能やデザインを確認してみてください。
デザインを重視するのか
コストを重視するのか
機能を重視するのか
今日のブログが自分やご家族のスタイルに
合わせたトイレを選ぶ参考になれば嬉しいです。